2017年11月10日金曜日

一般的にデルタ(ボーデン式)ではフレキシブルフィラメントは不可能言われてますが

エクストルーダー形状と出力条件をなんとかすることで
それなりに出力出来る のかなぁ? というのが今回の話

あとモデルデータで生じる相性問題とかある


なのでまぁ要点としては

・とりあえずリトラクトをゼロにする
 リトラクトONにするとエア噛みがひどいのと
 エクストルーダーんとこでたわんで送られなくなる

・温度は必要以上に上げるとエア噛みする
 
 体感では200度からもうダメ ヒートベッドは60度くらいがええが
 ビルドタックあるなら温度なくてもいけるかもね

・ABSからのフィラメント切り替えでは
 一旦適当なPLAフィラメントの切れ端とかでABSを完全に押し出す

 これやらないと高温でエア噛みするのも込で押出がされない

・エクストルーダー出口方向のパーツを
 フィラメントの通りを良くするためのテーパー?が無いパーツに交換する

 AnycubicKosselの純正パーツだとそこで曲がって詰まるのだ

 ものはこいつだけど穴位置がちょっとよくないので各自修正のこと
 ANYCUBIC I3 Mega modif extrudeur Flex/TPU by Iceman51

 フィラメント交換時にピンセットがほぼ必須になる副作用有り

・速度は出しても30まで
 それ以上ではエクストルーダー部分の押出圧に負けて詰まる
 ボーデンでなければもっと速くなるのかねここも

・トラベルでリトラクトが必要なモデルデータでは表面が荒れるため
 側壁に開口部があるような形状には向いていない

・サポート除去性がPLA並に悪いのでオーバーハングに弱い


大体この辺かな



あとは実際に出力したものを参考程度に


●とりま実用品ということでハイキャパ用のスピードプレート?を出力した結果

一枚目
緑のが最初に買ったTPUフィラメントで出力して
とりあえず実用ラインだと感じたやつ
クリアグリーンなので照明の光を拾って白飛びしまくり

黒の左がサポートつけまくりで出力したやつ
右のが最初の方にサポート無しで出力したやつ
以下全部の写真を同じ配置とする

サポート有りの方が所謂こぶとか糸引きとか
ひどい凹みやらが少なく見えるんだけど

サポートの上辺が接触する部分の平滑性?にかなりの難があるのと
サポート材剥がすのが結構面倒



二枚目 サポートの上辺が接触する部分のズーム

サポートなしの方が一見良好な結果に見えるが
大きく凹んでる箇所があるので
見た目のひどさ的にはどっちも似たような感じ



三枚目 上面 トラベル痕

サポート有りの方
トラベルの糸引きが二箇所取れずに残っている
ただ穴の中がサポート有りの方がコブとか糸引きとかなくてきれい




4枚目 マグバンパー前面の品質

サポートなしのは角にかなりひどいへこみが出る
あとはガス注入口周りの表面にかなりがんこなコブが多数と

穴内部にバリのようになった糸引きが残りやすい

サポート有りでは
ガス注入口周りのコブが無いのと
穴部分の糸引きがサポートにもってかれるため綺麗



●モデルの相性について

積層面でギャップが出来るようなもんは
基本的に全部何かしらの表面荒れが絶対に出る

なので断面構造が完全にループや一本の棒のままで積層されるものは
比較的良好な出力結果が得られるようだ

よく3Dプリンター系のブログで見るサメのクリップとか

うちで作ったもんだと ベルトループに通すフラッシュライトのホルスターとかは
ベルトループ内に糸引きが出る程度で比較的良好な出力結果が得られた


リトラクトが出来ない という条件が出力品質でかなりのネガ要素になるので
 
オーバーハング無しで側面に穴があかないような形状でなら
PLAやABSと同等レベルの出力結果が得られるんじゃねぇかなぁ


第一回(予定)はこんなもんかね

以上

2017年10月22日日曜日

現行で入手可能なパーツで見積もりしてみる

合計金額がこの記事執筆時で131208円

今後メモリとグラボの値段がどうなるかだなぁというところ

予算カツカツなやつがアップグレードするわけもないので
最初からmicroATXでギリギリのスペックにしてコストをを詰める


まずCPUとマザー 最新のi5ならいける マザーは5000円ケチってH270



CPUクーラーはリテールでもいけるけどVRはCPUパワー食うので定番の虎徹


 メモリはあえてゲーミング選ぶ意味はあんまりないのでCFDの16Gでいい
ここに予算あるなら32G入れとけという感じだけど まぁ要らん



 ストレージはSSDとHDD両方入れる
よくプレイするやつはSSD そうでないのはHDD という感じでOK

電源はコルセアがなんか安かったのでこいつでいい
ケースはまぁ個人的な趣味だけど 裏配線出来るやつならなんでも



 グラボはなぁ
コスパ とか
10万円台をやるために
1060 3Gをやたらお勧めするところが多いけど

1060 6Gを入れられないならむしろオンボで使っとけ
というのが個人見解


この辺が3万切っててお得に見えそうだけど
VRだと熱的に寿命がマッハなので 3年前後で使い捨てる前提


とりあえずこんな感じの構成だなぁ

以上

2017年9月30日土曜日

またフィラメントネタ

ものはこいつ 木質フィラメントと同じショップ


まぁ今回はあんまり書くこと無いなぁと

・重量
言うほどでもないかなぁ

・出力直後の金属光沢
無いわけではないがビミョー
銀色フィラメントを試したこと無いからなんともだけど
アレ系と色味とか比較したいかなぁそのうち

・フィーディング
なんかちょっと太い? という感じ エクストルーダーへの通りがあんまよくない

・セッティング
PLA用の設定のままでいいけど 40mm/secがええ

・磨くと金属光沢が出る?
ちょっと手持ちのペーパーで水研ぎしてみたけど
金属光沢みたいなもんは出たのかなぁ? 正直よーわからん

感じとしてはアルミを切削油つかってヤスリがけしたときの
削りカスみたいな色の表面になった

リューター用のサンディングヘッドとかバフとか調達して再検討かねぇ

・ノズル攻撃性?
よーわからん

・フィーディングで折れる?
折れない けどやたらとエクストルーダーで引っかかって通りが悪かったなと
直径測ったんだけど手持ちのノギスでは1.75mmなのでよーわからん


終わりに

アルミフィラメント って名前だけど
アルミの質感が出るわけではないのかねぇこれ

あとはちょい前に買ったTPUフィラメントの1kgと

ついでにカーボンフィラメントも買ったので
そのうちそっちもレビューするかなぁ

以上

2017年9月28日木曜日

3Dプリンターで木質フィラメントを使うってのは
 
まぁ割と一般的な工作の追加材料としてやりやすいよねぇみたいな部分で
とりあえずどんなもんかなぁという話

とりあえず今回使ったモノはこれです 送料無料の数合わせで買いますた


・完成品の質感について
 いくつか出力してみての率直な感想は
 木質 というよりはクラフトペーパーもしくはMDFという感じ

 積層の具合とかが クラフトペーパーの厚紙を積み上げた質感なんだよね

 基材が接着剤からPLAになったMDFとも言えるわけだし


・加工性
 デザインナイフと紙やすりが普通に通る
 あえて近い材料を挙げるならMDFだなこれ

 PLAってのは低価格3Dプリンター用で出力し安さを重視したあまり
 通常の工具での加工はほぼ不可能とされる素材なんだが
 木質フィラメントの場合 木質部分の物性で削ったり切ったりがしやすくなるようだ


・出力セッティング等
 PLAで普通に出力出来るセッティングなら大体いけそう
 温度は多少上げたほうかいいかもしれぬ 量が少ないのでその辺詰めてない


・フィーディングで折れるリスク高し
 あんまり強い力がかかると折れるっぽいのでスプールホルダーに通したほうがええ
 てか折れた(´・ω・`)
 
 折れちゃうと再接続とかは無理そうなのでボーデン式の場合ロスが多いなぁと

 出力物でも細いとこ折れやすいかも?
 フクロウを出力した時にくちばしがどっかいったし


・終わりに
 家庭用ならこういうフィラメントの方が日常使用との親和性高いんじゃないかなぁと
 一般家庭や100均にあるレベルのツールでの加工性が高いし

 ただ強度という意味では通常のPLAより低い感じがあるので
 あんまり細いもん出力するのにはあんまり向いてないかも





・その他感想
 WAM4用のスケルトングリップとか
 1911系のウッド風立体彫刻グリップとか

 そういうのがほんとは作りたかったんだけど
 消費フィラメント量が多すぎて1kgリール買わないとだめそう
 1ポンド1000円とかで売ってたらもっとカジュアルに使えるんだけどねぇ


以上

2017年9月2日土曜日

前回の記事

20170902 AnyCubic Kossel  現在の最終的なモディファイ内容について


んじゃ本編

キット組み立てでの罠とかは適当に過去記事を参照のこと



・とりあえずトラブル防止と出力が安定して出来るようになるまでの流れ

0.キット発注と同時進行で必要な工具や部材を一通りAmazonで揃える

1.キットが届いたら内容を確認する

2.組み立てに入る前にエフェクターを一旦解体してPTFEチューブが
 バレルまで挿入出来るように4mmのドリルで貫通させる

 ノズル汎用化modもお好みで

3.とりあえずマニュアル通りにヒートベッド無しで
 PLAで問題なくプリント出来るレベルまで組み立てる

4.ヒートベッドステーを出力してヒートベッドをセットアップする


5.ABS出力が可能になったらアームテンショナーを追加する


6.PLAで出力したヒートベッドステーをABSで出力しなおす

7.タワーのダストカバーを出力して追加

8.保温カバーを出力して追加する



とりあえず通常の運用で必要なレベルのモディファイはこの辺までだな


・その他快適性をアップするためのモディファイ

Q.作動中ピロピロうるせー

A.TMC2100を導入するといい
 ただしかなり大掛かりな冷却強化と ファームウェアの調整が必要
 冷却さえちゃんと追い込めれば脱調無しで80mm/secくらいは十分出せる

 正規品まともに買うと一個30ドルで送料込みで1万円以上するので
 Aliで5個セット35ドル前後のを調達するとええ


Q.フィラメントが溶けた匂いがきつい

A.活性炭とHEPAのフィルターがついてる空気清浄機を上にマウントする
 フィルターとファンだけ買ってハウジングをプリントしてしまうのも手


Q.フィラメントがスペースを圧迫して邪魔&エクストルーダーが出っ張ってるのがダサい

A.両方とも上にもっていってしまいませう モーターの方は配線延長でOK
 スプールホルダーは水平置きでは回りすぎて大惨事になるので垂直置きにしませう


Q.純正と同じノズル売ってねぇんだけど?

A.諦めませう 市販の汎用ノズル使えるようにするモディファイがあります

 Anycubic Kossel ノズル汎用化MOD 部品がきたので組み立て

 ちょっと前だとAliにしかなかったんだけど今はAmazonに取扱がある

こいつを導入するとこのタイプのノズルが使えるようになる


Q.電源外付けはダサいし邪魔なので内蔵したい

A.そんなあなたにこれ

3Dプリンター(AnuCubic Kossel)を簡単に持ち運べるようにするために電源を一体化する


まぁそれなりに大工事だけど完成したらチョー便利なのでガン( ゚д゚)ガレ


大体この辺かねぇ

以上

とりま追加したもので効果があったものを全部列挙

・エフェクター内部をドリルでさらってPTFEチューブをバレルまで挿せるようにする
 
・エフェクターのモデル冷却ノズル変更
 
・モーター冷却ファン付きフィートを製作して追加
・電源を下マウントにするステーを追加
・AC電源コードを直結からスイッチとヒューズ付きのインレットソケットに変更


・ヒートベッドステーを製作して追加
・ヒートベッドの保温用にコルクボードをヒートベッド下に追加

・ヒートベッドとメイン基板の断熱用兼ダストカバーとしてPPボード追加


・タワーのトップとボトムにダストカバーを追加

・モータードライバをTMC2100に変更 冷却ダクト追加

・モータードライバの熱抜きファン追加
・メイン基板全体への吸気ファン追加

・エクストルーダーを完全に上マウントに変更とPTFEチューブを長いものに変更
・フィラメントリールホルダーを製作 最終的に上マウント

・ABSとPLAの脱臭用に空気清浄機のフィルタを上にマウント

・リニアガイドの固定をキット付属のものからTスロットナットに変更
 (現行のキットでは最初から付属している)

・プリンター外周に防風と保温用にPPプレートとダンボールを追加

・追加した冷却ファン類を自動制御に変更 ファーム修正

・オートレベリング機能追加 プローブ脱着式

・ロータリーエンコーダーのノブを大型のもを製作して交換

・上配線用のケーブルクリップ等追加

・配線まとめ用のタイラップやコイルチューブの追加

・エフェクタのバーにガタ取り用のテンショナーを追加

・ヒートベッドにベースプレートを固定するクリップ追加
・ビルドタックを3Mのものに変更

・ファームウェア修正 加速とジャーク

・エフェクタのバレルを30mmに交換 ノズルを国内で市販している汎用品に交換



大体この辺かな

ほとんどの改造は快適性や故障予防での改造がメインなので

純正状態からのアップデートで精度向上に寄与するのはあんまり無し

次回は目的別アップデートでも書くかね

以上

2017年8月21日月曜日

タイトル通り

今回の改修

・モーター冷却高足 を大幅に高足化する 30mmから56mm

・高足化した足の組み立て

・電源マウントステーを作ったがネジがナメたので追加工

・電源配線をやりなおしてスイッチを右後ろに移設



じゃ本編

・モーター冷却高足 を大幅に高足化する 30mmから56mm

モノはこれ

電源の厚みがとりあえず50mmあるので

取り付けステーの厚みを足したら55mmくらいになってしまうのと
現状の足ではファンが干渉して電源ユニットが収まらないので

冷却ファンをダクト式にしてスペースを確保する
足の下側 ファンを縦マウント出来るだけのスペース的余裕が出来た




・高足化した足の組み立て

完成した足 電源をマウントしてないと下部にかなりでかい隙間が出来る

なんか基板ついてるけどこいつは追加ファン一括制御用の
ターミナルブロックとNJM317による電圧降下回路

このファンも自動制御にしたので電源ONで冷えてる時は完全無音になった
(この改造に関してもそのうち単品記事にするかなぁ)
長時間出力をほっといても出力完了時に冷えたらファンが全部停止するので
放置することに対する心理的ハードルがかなり下がった

・・・電源切り忘れが厄介だけどねw




・電源マウントステーを作ったがネジがナメたので追加工

ステーはこれ

とりあえず取り付け後の電源はこうなる

ノントラブルなら出力したステーを
電源本体の裏側にある4つのネジ穴にネジ止めするだけでOK

なんだけど

使ったネジの全長が不足したりして見事にナメたw
アルミに立てたネジはやっぱ弱いねぇ

しゃーないので電源の筐体を全バラして
ステーのネジ穴に合わせて新規で穴開けてM3のタップを立てて対応

完全に無駄手間だなぁこれ


でまぁ完成したらM4のスライドナットとボルトで取り付け
位置合わせがちょっと厄介だけど長穴だからとっかで付くはずだ

Kossel Plusの場合は多分ステー全長が大幅に不足するだろうけど
blenderのファイル同梱しといたからなんとかしてくれい



・電源配線をやりなおしてスイッチを右後ろに移設
 
完成写真

モノはこいつ


もともとは電源ユニットの端子部分をカバーするようなもんを使ってたけど


今回の改修に合わせてACプラグ部分をまるごと移設することにした

裏側は感電とかショート対策で結構長めにカバーする構造にしてある
例によってネジ取り付け部分を長穴にしといたのである程度位置合わせもいけるはずだ


配線やりなおしに関して
とりまスイッチから電源ユニットまでの100V配線を構造変更にあわせて延長

電源ユニットからメイン基板までの12V配線は
既存配線をぶった切るのもなんかいやなので新規で引き直し
全長は確か40センチだったかな?
ギリギリだったから作業性アップのためにあと5センチくらい長いほうがええ

輸送や移動の事故ですっぽ抜けるのも怖いので
ACとDCの配線をタイラップでまとめてコイルチューブまいといた

(オーディオだとノイズが乗るような方法なのであんまりよくないけど3Dプリンタだし)




・終わりに

これでまぁとりあえず市販完成品3Dプリンタ並の可搬性になったかなぁ

長時間運用時に電源の発熱がどこまでいくかがちょっとした懸念事項だけど
ダメそうなら吸気ファンを
今の40mから120mm辺りにしてやりゃなんとかなるだろう


以上

2017年7月20日木曜日

前々から気にはなってたので確保

 

果たして一枚600円の価値は本当にあるのか みたいな
数回出力した結論としてはまぁ これで10回以上使えるなら有りだなと

通常の出力でカプトンテープをヘラ使って気泡が出来ないように貼り付け
その上でABSの場合はノリを塗ってブリムまでつけないといけないことを考えれば

その手間が無くなるというのはものすごいものではある
あと中華通販とか使わなくても手に入るのがすげぇでかい

てのがAnycubic Kossel の純正ビルドタックで700円するから

・貼り付ける際の注意等

Kosselで使う場合はカットする必要があるんだが
一旦貼り付けてから保護フィルムを剥がす前にカットするとええ

カットする際はカッターナイフで保護フィルム側から
刃をちょっと寝かせて押し切りするときれいにカットできる


・使ってみての話

出力自体は一発でできた 底面もカプトンテープ並の平滑度
これで耐久性もあるなら手間がかなり圧縮されるので
現状では最強の手段ではないかなぁ


以上



2017年6月27日火曜日

流行りには周回遅れで乗るスタイル(笑)


注文したベアリングが想定したサイズよりかなり小さくてなー

まぁ元々ハンドスピナー作る用についで買いしたので問題はないんだけど



つわけでデータはここ

https://www.thingiverse.com/thing:2406336

ベアリングは若干叩き込み気味で挿入する感じにしてある

今回買ったベアリングだと多少振れがあるのと
サイズが想定より小さかったので性能はそれなり
WD-40ぶちこんだけどウェイトガン積みして結局60秒程度しか回らん

ネジで締め上げるスタイルの設計にしてあるから
普通のプラスネジだと組み立てできんかもしれん

でまぁ適当に今回作ってみての感想

・羽部分の重量は重けりゃ重いほどいい 

・精度を上げられないなら羽の枚数は最低三枚必要

・ベアリングの性能はあんまり気にしなくていい 3分以上狙いとかじゃなければ

・ネジが存外高いのでコスパ重視なら買っちまったほうがはやい

大体この辺かなぁ

以上

2017年6月20日火曜日

前回の記事

Anycubic Kossel 0.2mmノズルを試そうとしてヒートブロック死亡



とりま発注してたのがきますた

今回はまたシンガポール・ポスト
シンガポール・ポストだけトラッキングが雑で航空便乗るのもクッソ遅いので
次回からはもうEMSかチャイナポスト以外は選ばないことにする

で今回補修ついでで改良するパーツについて
全部AliexpressのAnycubicオフィシャルストアで揃う

まずヒートブロック 今回はとりあえず10個購入
Alibaba グループ | AliExpress.comの 3dプリンタパーツ&アクセサリー からの 3dプリンタ加熱ブロックv5加熱ブロックフィットj-ヘッドhotend kosselとprusa i3 中の 3dプ...

純正付属のより4mm長くてくびれていない30mmバレル
Alibaba グループ | AliExpress.comの 3dプリンタパーツ&アクセサリー からの 5ピース3dプリンタ喉ためmakerbot mk8 1.75ミリメートルフィラメントステンレス鋼でテフロンptfe管...

あとついでで
エクストルーダーを上設置するための延長ケーブルも発注した
こいつは80センチがくる前提で注文すること じゃないと詰む
今回はこいつを切断して継ぎ足しで使う
Alibaba グループ | AliExpress.comの 3dプリンタパーツ&アクセサリー からの 10ピース80センチ/1メーターデュポンラインHX2.54 4ピン6ピンホワイト端子モーターコネクタケーブル用ステッ...


で組み立てについて

特にこれと言って問題になるようなところはない
ネジをしめつける順番だけちょっと気にしたほうがええかもしれんけど

1.まずヒートブロックにノズルをねじ込む 一周分ほど余裕をもたせる

2.次にバレルをねじ込む とりあえず手で回るところまででいい

3.その状態でエフェクタのヒートシンク側にねじ込む

4.最後にレンチでノズルを締める

この順番なら全部に均等にトルクがかかってネジがナメたりとかがないはずだ
まぁそれでもナメるときはヒートブロックが真っ先にナメるので問題ないはずだ


・なぜ長いバレルが必要なのかという点について

 今現在国内流通してるノズルってレンチかけるところがミリ規格で
 雄ねじ部分の全長が短いのよ

 なので純正の26mmバレルだとフィラメント漏れないようにするためには
 くびれてる部分がかぶっちゃって効果がなくなるのよね

 で今回導入した30mmバレルなんだけど
 中のTPFEチューブが従来型の外径3内径2のものから
 外径4内径2のものになってて
 (エクストルーダーとエフェクタを接続するチューブと同じものが使える)
 その分金属部分が全体的に薄くなってるので

 多分くびれたバレルと同じレベルでの熱分離が出来てる上で
 使えるPTFEチューブの汎用性が上がったのかなぁと


ついでなので
フィラメント漏出で固着した場合のバラし方

1.とりあえずカートリッジヒーターと温度センサーを外して金属パーツのみにする

2.ヒートブロック部分をガスバーナーとかで熱する

3.すかさずヒートブロックをラジペンでつかんでノズルにレンチかけて回す

これでバラせる
んでまぁバラした後にヒートブロックについてるフィラメントとかは
軽度ならM6のタップで除去できる

でもまぁフィラメント漏出する時点でネジ山がナメちゃってる可能性もあるので
まずそうならそのまま交換しちゃうのも手だ



大体この辺かな
以上

2017年6月6日火曜日

ヒートブロック部分のネジをナメたっぽく
フィラメント漏出が止まらなくなったっぽい

ということでとりあえず解体

結果
ヒートブロック死亡確定

まじでねじ山なくなってんなぁ
 ちなみに供給パイプ側はこんだけネジ残ってる


でまぁこのヒートブロックは日本国内で売ってる一般的なノズルが使えるように
結構アレなmodをしたやつなので

もうめんどくさいから二度とこんなことしたくないので
もうちょいマシな手段で再現性もあるmodにするやで

ってAmazonに使いたいパーツの在庫ねえなぁ

とりまAliexpress案件かこりゃ

以上

2017年6月3日土曜日

ものはこれだ

https://www.thingiverse.com/thing:2347503

円周ノズルではなくデュアルノズル

ひっくり返してサポートつけて 吸気口をXYタワーの方に向けて出力するとええ


んでワイんとこだと高さが2mmほど不足したが
適当に編集して対応

そのうちなんか出力して様子見とする

以上

2017年5月25日木曜日

TMC21000追加後
どうもなんか季節的に平均気温が上がってきたのもあって
二時間以上かかる主力で全体的にモーター周りの熱による脱調がアカン感じなので
モータードライバの冷却効率を上げつつモーター自体も強制空冷することとした


んで今回作成したのは以下の3つ

まずファンマウントしてモーター冷却が出来る足
外部吸気型エアロチャンバー式
3セット必要 とりあえずPLAでOK

https://www.thingiverse.com/thing:2342380

下部フレームに40mmファンをマウントするパーツ

今回は吸排気で2つ作成 PLAでOK

https://www.thingiverse.com/thing:2342396

メインボード固定ステー

ABSで出力して基板固定部分のみ直接ねじ込むこと

https://www.thingiverse.com/thing:2303803


使うファンについて

ぶっちゃけファン選定自体はテキトーでいい

吸気側は40mmでエアフロさえちゃんと出るなら
どんだけ安いファンでもいい
ワイのはAliexpressで10個9.99ドルだった5Vファンだ

一応排気ファンの部分だけは多少高温になるので気にしたほうがええかもしれんが
空気さえ動いていればそこまで致命的な温度にならないのは確認済みなので

自分の気分が許す限り安物のファンを使うがよろし



各パーツごとの解説

・冷却ファン付きの足
https://www.thingiverse.com/thing:2342380

ネジ穴の関係で上下分割したので
ロアパーツはひっくり返して出力すること


大幅に上げ底にすることでタワー下に吸気チャンバーを追加して
筺体外の冷気を吸うように設計

メンテナンス性上げるためにあえて底蓋無し
隙間から吸気されるかもしれぬが
でかい給気口が別であるから大丈夫だろう


振動音対策として20mm角のゴム足を使えるように溝を入れてある


・40mmファンをマウントするパーツ
https://www.thingiverse.com/thing:2342396

これはまー見りゃわかるね

一応コーン状にしてエアフロ効率をあげようとしてある

メインボード周りの熱抜きに排気を一つ
全体的に空気量移動量が少ないZタワー周りの追加冷却と
メインボード全体の吹付け冷却に 吸気ファンとして追加


・メインボード固定ステー

https://www.thingiverse.com/thing:2303803

モータードライバクーラーを搭載した際に
排気のヌケが悪いのを改善するパーツ

最新ロットでは不要になってるはずだ



・結果

とりあえずファンが正常に作動している限りにおいては
前のような特定タワーだけ脱調して出力が駄目になることは無くなった


以上

2017年5月1日月曜日

http://www.thingiverse.com/thing:2286639

全体的にオーバーハングで垂直な壁にならないように作ってあるので

セッティングは

サポートをtouch build plate だけでいいかな
ABSがええけどPLAでもいけんじゃないかな

うちでは白ABSで作って使ってる


blenderのファイルも同梱しといたので
18mmバンドのチプカシ以外の時計へ使う場合の
幅や位置のフィッティングは各自調整でなんとかしてくだされ

以上

2017年4月29日土曜日

ワイが人柱することでインターネッツの知人に
同モデルの3Dプリンタを買わせることに成功したので

最新ロットでどうなってるかとかそのへんのお話

んじゃまぁとりあえず必要部材は全部ここだ

http://astore.amazon.co.jp/ueponya-22?node=14&page=1

シックネスゲージと六角レンチセットはキットの標準組立でも必須

電工ペンチとかエーモンの電材はヒートベッドのセットアップに必要

カプトンテープはヒートベッドのセットアップで必須

でまぁワイが組んだときは
フレームの組立とリニアガイドの取り付けですげー手間食ったんだけど

今はアルミフレーム用のナットが標準付属しているらしい
(判明したのはポチらせた後だったんだよなぁ)
ちなみにこんなやつ

20 アルミフレーム ナット  M3 M4 で検索すれば出てくるはずだ




こいつが標準で付属してるなら作業性すげー高いな



じゃあとワイが遭遇してなおかつ今回でも変わってない罠について解説するぞい

1ページ目fig1 コーナーパーツの取り付け

C11とC16 このナットを1コーナーパーツごとに4箇所
最新ロットではC11ナットが新しいものになってるはずだ

3ページ一番下の(1)とかかれた写真の 4XC16

これオーバトルクで締めすぎるとステーの鉄板が歪む

ほんとはB02のエフェクター本体も
一旦分解してPTFEチューブがバレル直前まで挿入出来るように
ドリルでさらっちゃった方がええんだけど
この作業自体がエフェクターを壊す原因にもなりかねないので
やる場合はそれなりに注意してからの方がええかもしれぬ


6ページfig13

TOPのクリアランスは30mmと説明にあるが

実際に30mmでやると下面で外周ギリギリプリントするときに
アームが底打ちしまくって脱調するので

実際には35mm程度にしておくとええ



9ページ fig21

D09と書かれたパーツの使いみちの謎について
これベルトにテンションをかけつづけるためのバネなんだけど
詳しい取り付け方はyoutubeの動画を見ないとわかりません

あとこのベルトは弾いた時にブーンって音がするくらいには
きつめに取り付けたほうがええです



12ページ fig28


ここで解説されているモーターのXYZは

液晶取付時にZが奥になるように配線するとええです
理由は大体のスライサーがZを奥として演算するため

あとマニュアルではメイン基板の接続が左出しになっていますが

これは卓上スペース等の都合で右出しにしても特に不都合はありません


13ページ fig30

ここのファンのコネクタ接続は間違えやすい罠です

部品名称B03がFAN02 部品名称B04がFAN01です

逆接すると印刷品質やフィラメントつまりに割と致命的に影響します
しかし一ヶ月くらいは気づかない可能性もあります(ワイは間違えたw)


15ページfig33

ガラス板にビルドタックを貼り付けてフレームに設置固定するよう指示がありますが
ヒートベッドを後からセットアップする場合
最初からカプトンテープにしてスティックのりを定着剤にしちゃうのも手です

このビルドタック確かに定着性はいいんだけど
交換時にビルドタック自体を剥離するのが大変辛いです



ヒートベッドセットアップ時の注意

anycubicのgoogleドライブにマニュアルがあります


ABSを使うためにはヒートベッドのセットアップが必要で
ヒートベッドをある程度まともにセットアップするためには
いくつかの電材の調達と ハンダゴテと カプトンテープが必要で
最初にPLAでパーツをいくつか出力する必要があります


んでメインボードについている端子台への配線は
より線の場合は棒状の圧着端子を使うか
被覆むいたとこにハンダ流しちゃうのが正式な方法らしいっす
より線状態のままだとネジ全部締めこんでもすっぽ抜けます


あとヒートベッド自体はフレームからある程度の高さをおいて
設置するのがセオリーのようで

理由は
メインボードとヒートベッドで熱干渉の防止とか
ヒートベッド裏に断熱材を仕込んだり
ヒートベッドの上にガラスプレートを敷く場合に
ガラスプレートを固定するためのクリップのクリアランス確保とか

まぁだいたいその辺の理由っす

んで、このための”上げ底の足”はthingbirthにいくつか見つかるはずです
最新キットで使えるかどうか不明ですがうちで組んだやつ

http://www.thingiverse.com/thing:2138003

組立にM4キャップボルトの15mmが必要です
20mmだったかな?

温度センサーはキットに予備で5個くらい入ってるやつを使います


とりあえず今回はこのへんまで

以上

2017年4月8日土曜日

とりあえずフィラメント代は無視しよう

あと手持ちでなんとかなったもんも基本無視
3Dプリンタ専用で買ってない工具も無視

とりあえずこの辺のホビーやるなら
圧着ペンチとハンダゴテくらいはある程度ホビー用でちゃんとしたの買っとこう



・3Dプリンター本体 248.53ドル

ドル円レートは結構変化するので円だといくらだろーねこれ

調べたら29303円となってた まぁ3万でいいや

・ネジ M8の寸切りボルト M8ナット M8ワッシャ 500円前後

・その他M4ネジとか買ったり在庫の使ったり 不明

工具 新規で買ったやつ

・シックネスゲージ 419円
・六角レンチセット 1250円

・SK スクレーパー CFP-02 1188円
バリ取り チョ~ベンリ

・INOUE カーボンはがしヘラ 40mm  186円
・ニトムズ テープはがしカッター    408円
ヒートベッドから剥がすのに使用 チョーベンリ


電設資材

・エーモン ダブルコード 1.25sq 475円
・エーモン カプラー4極 250型 176円
電源と3Dプリンタの接続に使用

・カプトンテープ 20mm     1078円

・AINEX OMEGA TYPHOON           821円
モータードライバの冷却に使用

・UXCELL ACインレットヒューズボックス付き 752円
・BUFFALO PC用電源ケーブル   591円

・ミニ管ヒューズ 250V 3A    値段不明 

・ピンヘッダ ピンソケット 昔秋月で購入  値段不明
・その辺にあった120mmファン 電源用   値段不明


3Dプリンタ本体のアップデートパーツ

・ワンタッチ継手 M6 4mm 4個セット 1250円
エクストルーダーとリールホルダーを上につけた際に
フィラメントがエクストルーダーのネジに擦れるのを防止するのに使用

・カプトンテープ 100mm幅      1499円

・アイリスオーヤマ メタルラック用コルクボード 379円
ヒートベッドの断熱材に使用

・TMC2100 モータードライバ 35.38ドル 4138円
 Aliexpressで購入
 本体アップデートが泥沼化した原因の一つw


3Dプリンタ本体の補修パーツ

・HICTOP ベンチュリーパイプ     1100円
純正のが詰まって死んだので購入

・PTFEチューブ 2x4 1m       775円
 エクストルーダーをトップマウントにしたら
 純正チューブの長さが半端に不足したので追加購入

・PTFEチューブ 2x3 1m       745円
エフェクター部分のチューブだけが劣化して死ぬ場合が稀によくあるので追加

・交換ノズル 0.4mm 5個セット    749円
付属してたノズルではプリント品質が低下してきて
工具が特殊なのと入手性が悪かったので交換

実質的にこいつのせいでフィラメント漏出とかネジ折れたとかしたわけなんだがw


オートレベル実装のために追加購入
・マイクロスイッチ           535円
・M2.5x20mm ネジセット 20個入り  844円

合計 49161円

現状仕様でとりあえずこんなもんかなぁ
もうちょいいくかと思ったら以外に5万円切っちゃったなぁ

フィラメント代はキロ2000円のリール3つと
500gで2000円のリール一つと
12色入り1500円の小さいやつ買ったので
大体1万前後か

この前記事で書いたホビー向け予算5万プランの
大体そのとおりの額になったね

以上


当初の計画通り
3Dプリンターでチプカシのバンドをパラコードにするアダプタを作成した
これはパラコードを前後に分離するタイプなので
サバイバルブレスレットとしての性能はビミョーになってる
その分薄くなるので見た目的には目立たなくなっていいんだけど

まぁ普段使いの実用性重視で量産するならこんなもんだろうなぁ

現行で使ってるやつと同じ見た目のも作ってみたけど
いまいち寸法の最適値が見つかってないので
そのうち別で公開するかも
裏面
今使ってるやつと違ってケース裏にパラコード通ってない

全体像
バックルがバカでっかいのでどっちにしろ目立つなぁ

裏面拡大
ピン通す部分は逃げの溝追加済み
このサイズのアダプタにしてはまだ穴周りのサイズに余裕があるので
もうちょい詰めていい感じの見た目にしたいねという辺り



強度とか出力時のトラブルの話

強度的には一応ABS使ってるので問題ないはずだ
ファブリックナイロン系のフィラメント使えたほうが
万人向けではいい気がするが クッソ高いしキロ単位なので
なんか量産するアテでもあれば買うかなぁというとこ

穴周りがインフィル二本しか通ってなくて大丈夫か?という感じだったけど
積層方向もあるのでされるので案外大丈夫なのかもしれん

ある程度ガチの強度重視なら0.2mmノズルにして
インフィルがちゃんと埋まるようにしたほうがええのかなぁみたいな


トラブルに関しては
ピン通し穴を結構余裕もって作ったつもりなんだけど
どうもなんか通りが悪い個体がある プリンタの精度かねぇ

なので個別にドリルでもんじまうか
精密系のピンポンチの角とかで内側をちょっとづつ削るかが要るね


てな辺りかね

以上


2017年4月1日土曜日

とりま知人から教えてもらったDTMスターターキット的な機材らしい

2017年3月19日日曜日

とりあえず安定動作っぽい?というところまで到達できたっぽいので記録とする

・TMC2100は発熱が大きい割に熱に弱い

・今回のボードでのVrefの実用限界は1.0V

・というか"買い"なのか? 素人にはおすすめできないけどプロにも向かない


本編

・TMC2100は発熱が大きい割に熱に弱い

 エクストルーダーでは脱調問題が解決できなかったので使えないとしておく

 本来のパワーエレクトロニクスでは
 電流量をPWMコントロールすることで
 低発熱低消費電力を実現するのがセオリーなんだが
 (パワーLEDのフリッカー問題もその辺に根本がある)
 こいつは定電圧制御なのでその分の熱損失が大きいのかも?という結論

 ファンによる強制空冷は必須 それでも安定速度は40mm/secまで
 てかこれも熱容量が足りてないせいだな多分

 この記事公開前に冷却経路をダクト化にすることで大幅な改善が出来たが
 モデルによっては相変わらず脱調が起きる
 ダクトでの強制空冷はこいつを使えばいい
 http://www.thingiverse.com/thing:1949625

 多分加減速とジャーク辺りを詰めればもっと速度出せるのかなぁ

 安全率を見ると40m/secが限界ってのは変わらず
 ただ純正と違ってトラベルも同じ速度なので
 純正と比較して2倍弱の出力時間がかかるようになる

・今回のボードでのVrefの実用限界は1.0V
 1.4も試したが劇的な改善にはならず
 Vref上げると発熱で脱調して
 下げすぎると電流不足で脱調するようだ

 もうちょいダクトを大きめに作って馬鹿でかいヒートシンクつないでやれば
 あるいは安定するかもしれないが
 せっかくAliexpressで安く調達した意味が薄れそうだなぁと

・というか"買い"なのか? 素人にはおすすめできないけどプロにも向かない
 
 メリットが静かになるということ以外一切ないのに
 速度上げられない上に結構な改装しないと脱調が収まらないので 

 時間倍になってもいいから静かなのがいい
 そのためにはなんでもします ってことじゃない限り
 純正のまま使ってる方がトラブルとか少なくていいんでないの的な

 プロユースなら専用の部屋に移動したり防音ボックスとかも作れるしなぁ

てな辺りかね

以上

 


2017年3月7日火曜日

今回のお話

注文してたモータードライバがきました
これでプリント中ずーっとヘッドホン生活からおさらばである

・TMC2100モータードライバを調達する

・取り付ける

・そのままだと暴走して死ぬのでファームウェアの設定を変更する

・とりあえず出力テストをしてみる

んじゃ本編

・TMC2100モータードライバを調達する

 これは国内調達しようとすると一個4000円です
 さすがに全モーター揃えたら本体価格の半額は
 コスパ的にもう完全にアカンだろーって感じだったので

 とりあえずAliexpressで調べる
 ・・・平均単価8ドル 悪くない
 5個セットの価格が大体36ドルくらいなので

 国内で一個買うコストで全モーター分が揃う
 ただしシッピングタイムが最低二週間くらいかかるので

 急ぐ人には向かないかもなぁ
 この値段だったら普通にAliで買っちまうほうが個人的にはええけど
 これから3Dプリンタ買う人で予算に余裕があるなら
 シッピングタイム的に同時に発注するくらいでいい


・取り付ける
 今回調達したやつは
 TMC2011ドライバの開発メーカー純正系ではなく互換ボードのようだ
 ピンアサインはキット付属のドライバと一緒なので
 とりあえずポン付けでいけるが
 半固定抵抗のつく位置が逆になるのでそこだけ注意かなぁと

 あと必要に応じて電圧も調整が必要らしい

・そのままだと暴走して死ぬのでファームウェアの設定を変更する

 事前情報どおり キット付属のモータードライバと回転方向が逆です
 つけていきなりオートホームとかやっちゃだめよ 絶対だぞ
 特にガラステーブル置きっぱだと最悪ガラスが割れるかノズルが潰れる
 
 まぁ修正箇所は簡単だった
 Configration.hの該当箇所を修正する
 まるごとはっつけとこう

// Invert the stepper direction. Change (or reverse the motor connector) if an axis goes the wrong way.
/*#define INVERT_X_DIR true // DELTA does not invert
#define INVERT_Y_DIR true
#define INVERT_Z_DIR true*/

#define INVERT_X_DIR false // DELTA does not invert
#define INVERT_Y_DIR false
#define INVERT_Z_DIR false

// @section extruder

// For direct drive extruder v9 set to true, for geared extruder set to false.
/*#define INVERT_E0_DIR true
#define INVERT_E1_DIR false
#define INVERT_E2_DIR false
#define INVERT_E3_DIR false*/
#define INVERT_E0_DIR false
#define INVERT_E1_DIR true
#define INVERT_E2_DIR true
#define INVERT_E3_DIR true

こういう感じにする
あとはホームポジションの設定やったときの手順と
同じようにファームを書き込んで終わり


・とりあえず出力テストをしてみる

 現在この記事を執筆中の時点でまさに出力中なんだが
 モーターからの音がほとんどしなくなるだけで
 騒音レベルがこれだけ改善するとはたまげたなぁ という感じ

 というか事前情報どおりモーターからの音がほとんどゼロになると
 こんどはフィラメント送り時のフィラメント自体からの振動音と
 ファンの音が気になるようになるなw

 出力精度とかに関しては現状では不明 まだ終わってないので
 あと高速でぶん回すと脱調しやすいみたいな話があるので
 その辺がどの程度の話なのかの見極めが必要かなぁと


とりあえず今回の話はこの辺かねぇ

以上


2017年3月6日月曜日

実際にkosselのキットを買ってみて の話


想定用途を

・ホビーメインか仕事メインか

 これは主にダウンタイムの想定の話
 三日以上を許容するならホビー扱いでいい

・クルマを所有してるかどうか

 これはホームセンターにいけるかどうかと
 最低限の工具類が揃っているか 車内で使うかどうか の想定

・予算 5万 10万 15万

 全ての予算帯において本体と最低限の部材の合計価格とする


この辺で雑にわける




・まずホビー専業 予算5万 クルマ無し なら

ダヴィンチJRとかの完成品のPLA専用モデルがええ

理由は

とりあえず安くて簡単 メーカー保証有り
メンテやセットアップに追加費用不要
ホビーだからメーカー修理で一週間くらい使えなくても困りはしない


・ホビー専業 予算5万 クルマ有り なら

ABS対応でヒートベッドがついた中華キットを自力で調達してなんとかするしかない
あまりでかいものを作らないならAnycubic Kossel が大体3万弱
これにエーモンの電線やカプラ ホムセンで買えるネジ等の追加の部材と
不足するアクセサリーの出力用フィラメント 最大 2キロ程度

これで大体5万

なんでクルマ有りだと中華キットのみになるかというと

PLAは夏の車内で溶け落ちる
冗談ならいいんだけどガチなんだよなぁ
なのでABS対応のヒートベッドが付きモデル必須になり
そうなると予算5万程度では中華キットしかない

まぁでも5万ではフィラメント代や保守部品代が厳しいので
その辺の追加費用を一ヶ月後くらいを目処に見るといい

・模型趣味で仕事半々 予算10万 車あり なら

 ダヴィンチプロとかのABS対応でケース入りモデル 8万前後

 もしくは 前述の中華キットを買って
 後全部を壊れやすい保守パーツやフィラメント代や
 静音化とかデルタ式のアームををマグネットバーへのアップグレードとか
 その辺にぶっこむのも手

 現在完成品の3DプリンターでABS対応が大体5万以上10万以内くらいで
 やすいの だとこのあたりが一番競争が激しい

・プロユース 予算15万

 ABS対応モデルで10万以上の完成品

 ここに関してはあんまり書くこと無いなぁ
 15万程度の予算をさくっと準備出来るなら
 機器トラブルとか気にせずにモデリングに専念できるので

 調べた限りでは 原型師さんは大体UpPlus使ってるね


次に 3Dプリンタの機種選定でよくある話

・フィラメントはABSかPLAのどちらがいいか

 これはもう単純に出力品の用途による

 出力品にエッジや穴の精度のタイトさがそこまで不要で
 なおかつ可能な限り安いほうがよくて
 運用箇所の温度が60度を超えないなら PLAでいい

 ただこの条件だと風変わりなペン立てや置物以外に
 何に使えるんだよって感じなのだが
 この条件で使うことを前提にすれば案外用途はたくさんあるのです


 ヤスリやドリルやタップが使えないとダメで
 ドレメルとかのモーターツールもバリバリ使えて
 運用箇所の温度が60度を超える場合
 ABSじゃないとダメ クルマは温度の関係でABS前提

 ぶっちゃけちゃんとした3Dプリンタなら
 ABSの方が高速出力出来て高強度で
 ヤスリとかで積層痕が消しやすくて ナイフで削れて
 熱湯ぶっかけても大丈夫なので
 
 正直ABSだけ使っとけばいいという感じなんだが
 割と精度や見た目が”どうでもいいもの”で
 安くあげたいならPLAが結構使えるんだよねー


・3Dプリンターキットの難度のお話

 昔のキットはガレージキット状態で
 ろくな説明無しでパーツがバラで入ってるだけ

 樹脂パーツは全部3Dプリント
 精度が必要なパーツも自分で組み立てと調整が必須
 ファームウェアも探してこないとダメ
 みたいな無理ゲー状態だったんだけど


 最近の3Dプリンターキットは割と射出形成品使われてたり
 機械周りの部品の量産効果での安定化とかもあり
 精度が必要なパーツは組み立て済みだったり

 ファームウェアも最低限の調整でどうにかなったり と
 まぁファームウェア書き込みが必要な部分以外は
 タミヤのカーラジコンのキットが組み立てられるレベルならなんとかなります

 でもまぁ安価で粗悪なキットも結構まだ売れ残ってるので
 そういうのを掴まされないようにする目利きが必要かも?


・大体のトラブルは予備部品と品質の高いパーツへの予防整備でなんとかなる

 プリントができなくなるレベルの致命的な不具合ってのは案外限られてて
 しかもモーターや電源やメイン基板が死ぬってのは稀で
 ほとんどフィラメント詰まりなのよね

 それでもおきてしまった場合にメーカサポートは田舎だと往復で三日以上かかる
 サポート拠点が近かったり大都市圏の郊外ならそうでもないんだけど
 メーカー保証でなんとか みたいな場合だとダウンタイムが発生する

 キット品はそこが最初から当てにならない代わりに
 故障レートの高い主要な予備部品さえきちんとストックしていれば
 最低限のダウンタイムでプリントが再開できるようになるのが利点

 これは自作PCとかの話にも通じるね


・これがよく壊れるけど簡単になおせて部品自体は安い 系のもの

 キット系なら基本全部Amazonで買える

 ノズル
   先端が削れたりPLAとABSを頻繁に入れ替えたりとかすると
   詰まって死にやすい
   これはキット品なら汎用工具が使いやすくていくつか入ってるのを買うとええ

   交換するノズルが固定で確定すればファーム修正も楽でいい

 バレル
   フィラメント詰まりの原因のもう一つ
   これも分解整備自体は簡単だから予備もっとけ

 モータードライバ
   これも昔は割りと死にやすかったらしい 主に熱で
   ただキット品の場合五個付属で一個余るからそれを予備にすればいい
   二個同時に死ぬってのは稀

 ビルドプレートに貼るシート類
   所謂ビルドタックとかプラットフォームシートと呼ばれるやつな
   性能がいいやつほど劣化したときのトラブル原因になる


・あると便利かも 系の特殊工具や部材

 ヒートブロックのネジに合ったタップ キット系なら大体M6
  フィラメント漏出系の不具合で詰まった時に無いとヘッドごと交換になる

 カプトンテープ
  まぁこれも持っとくとええ 部品交換時に貼り付けが必要だったり
  ヒートベッドやガラステーブルに貼ったりが出来る
  20mmと100mmがありゃ十分じゃないかなぁ

 放射温度計
  ヒートベッドの温度分布を調べたり
  作動中のトラブルの原因を探すのに使える

 最低100mmのノギス
  デジタルノギスでいい キャリブレーションとかで使う

 シックネスゲージ
  紙で代用が可能だけどノズル高さ調整とかであるとチョ~便利



とりあえずこの辺かなぁ 以上

2017年2月23日木曜日

まぁ今回は事故でベンチュリーパイプ折っちゃったわけなんですが

今回の話に関しての参考サイト

まずノズルを一般的な工具で回せるように交換した

そしたらノズルのネジ部分が全長不足でフィラメント漏れが出るようになり
とりあえずシールテープ巻いて使ってたんだが

ABSからPLAへのフィラメント交換時にABSフィラメントだけ詰まって出なくなった

しゃーないので分解して ベンチュリーパイプにダブルナットかけて
ヒートブロックから外そうとしたら

嫌な感触とともにネジがモゲた /(^o^)\ナンテコッタイ


結局ヒートブロックをバラックであっためて
残ったネジをヒートブロックから外して観察
(最初からあっためてたら折れなかったかもしれん)

新品はこんな感じ(今回ポチったやつ 到着待ち)
大体の構造は 内部にPTFEチューブってのが入ってて
そいつがフィラメント送り出しの潤滑と 過度の加温を防止してるようだ

んで全ねじの途中が削ってあるのは
ヒートブロックとフィーダーブロック間の熱移動を最小限にするためのようだ
逆にここが機械耐久性の点でかなりの弱点になりそうな感じ
(今回モゲたのもここだし)


んで今回のトラブルの直接原因は

フィラメント交換時に半端な温度で引き抜いたせいで
PTFEチューブ部分に残ったABSフィラメントが固まって
チューブ内なのでヒーターで溶けずにスタック

という感じだった
ちゃんとヒートブロック加熱してバラしてればなおってたなコレ
まぁ過ぎたことは仕方ない 勉強にもなった

んでこれこのベンチュリーパイプ用のPTFEチューブだけバラで買ってれば
もうちょい低コストで修理できるな 頻発するのはそれはそれで嫌だけど





んでまぁ今回みたいに詰まり系のトラブルでノズル周りを分解するはめになる場合

ベンチュリーパイプを外すためにM6のナットを二個準備して
ダブルナットに出来るようにしておくのと
漏出したフィラメントをネジ山から除去したりするのに
M6のタップを持っておいたほうがいい
(持ってたので今回はベンチュリーパイプだけ買えばOKになった)

その辺自信がないならノズルのブロックごと買うことになる
まぁ大体2000円前後 案外安いな



0.4mmのドリルビットもあるといいかもと思って一応買ったけど
正直これノズルの穴に通せる器用さがあるなら逆に要らんかもしれん


そのうちサークル型冷却ノズル作ったらオーバークールになった話とか

買ったPLAフィラメントがスプールホルダーに入らなかったとか
モータードライバの静音化とか

ヒートベッドホルダーをオリジナル形状にするとか

コンパニオンキューブの出力の話とか

その辺をやる予定

てな辺りかね

以上

2017年2月21日火曜日

前記事

3Dプリンター(Anycubic Kossel)の組み立ての実際 その1 機構部分



んじゃとりあえずキャリブレーションに関して

具体的なやり方は動画を見るがよろし


タワー調整ネジで実際に調整が効くのは半周回し単位

タワー調整時のヘッド位置とかは動画内にある数値を見ること

最終的なネジ位置の決定はちょっと大きめのもんを印刷した時に
ブリムのすけ方がタワーごとに違うので
それを見て半回し単位で調整することになる

大体の3Dプリンターキットで
最初はスプールホルダーとかカバーとかの追加部品等を印刷しろってなってるのは
実用的なものを作らせるのとその段階で微調整や
スライサー等の基本的な使い方を学習させるためだと思われる


調整中にノズルがベッドにヒットしまくってる場合

先端が変形してフィラメントのフローに悪影響が出るので
ある程度調整が終わったらノズル交換するか

5本セットくらいのノズルを最初から別で購入してそっちで調整することをオススメする



ABSフィラメント向けの設定

ヘッドの温度は240度
ベッドの温度は100度

がとりあえずの初期値でおk
プリント速度は同じセットアップならPLAの倍くらいまではいける
クーリングファンは無理やり止めなくてもいい
1層辺りの時間 を初期値の10秒から15秒にしとくとええかもしれん


キャリブレーションが取れてない状態でABSやろうとすると大体失敗するので注意

あとノズルのコンディションによる影響がPLAよりシビアなので
最初の1キロのPLAを使い切ってABSやってみようってなってる場合

大体セットアップやらでノズルが消耗しきってるので
このタイミングで最初のノズル交換を行うことになる

正直ヒートベッドからの取り外しとか
サポート除去とかナイフの通りとかはPLAよりかなりいい



壊してみた感じは
PLAは硬いが脆くて割れる感じが強い
ABSは PLAとの比較でやわらくて 重量感がない もげる感じ




とりあえず組み立てに関する話はこれで終わりかねぇ
次に書く内容はアクセサリーの作成とか冷却ノズル関係になるかな

以上

2017年2月17日金曜日

過去記事

3Dプリンター(Anycubic Kossel)の組み立ての実際 その1 機構部分


その2 ヒートベッドの組立とスプールホルダーの追加

今回の制作に対して調達したもの

・でかい目玉クリップ 100均
・コルクボード 100均

・M8寸切りボルト ホムセン
・M8ナットとワッシャー ホムセン

・M4の板ナット ホムセン
・M4x10 キャップボルト ホムセン

・M4 六角ナット 自宅在庫品

・M3x20 キャップボルト ホムセン
・M3ナット ホムセン
・M3x26 キャップボルト ホムセン

・適当な3線ACケーブル 自宅在庫品
 付属のACアダプタのコードを切れって書いてあるけどもったいないので
 自宅にあった昔のPC用電源コードを切断して使用
 新規で買うときはこのへんじゃねーかな


・その他 amazon 下記



圧着工具持ってなかったらコレ
アマチュアがとりあえず無いよりはマシで持っとくのには十分
ターミナルセットでもいいんだけどどうせ使わないだろうから単品でええ




んで組立

公式のマニュアルはこ↑こ↓
https://drive.google.com/open?id=0B8VIB533cgdMSVMxNm43aG1OQ0U



スイッチング電源に関しては国内で売ってるTDKのとかと基本的に一緒

AC側の配線は
適当にぶった切って被覆むいてねじって適当に通してネジ止めすればOK
色々と気にする人や業務で作る人は知り合いの電気工事士に相談しませう

ケーブルの色は国際規格で決まってるので色に合わせて結線すればいい

黒がL 白がN 緑がE

DC側はマニュアル通り 赤を+V 黒をCOMに接続

今回使うDCケーブルは自動車用の1.25sqで揃えたから
コントローラー基板側の配線はプラマイだけちゃんと揃ってりゃ適当でいい

ケーブル長とかワンタッチカプラの長さはお好みで
電源側端子をメス プリンタ側をオスにするとええ 不意の短絡事故防止になる
カプラーの容量はマニュアルの表記から余裕持たせてある

ちなみにワンタッチカプラをつけた理由だけど

分解して持ち運ぶ場合に外せたほうが楽だってのと

ヒートベッド無しならACアダプターで問題ないので
時と場合に応じて電源の使い分けが出来るようにするため
まぁぶっちゃけ趣味的なもんだな



ヒートベッドのはんだ付け
ぶっちゃけこれがかったるいので配線済みが付属することを期待してたんだけど
見事に配線無しだったのではんだ付け

自作ガチ勢ならまぁ60W以上のハンダゴテか
ブーストスイッチ付きのハッコープレストとか持ってるでしょ

持ってないヒトはこちら 自作ガチ勢向けハンダゴテとか一式セット



んではんだ付けは成功したものとする なんとかなるだろこんくらい




ヒートベッドの取り付け

ヒートベッドの固定用ステーはマニュアルには付属品を加工しろ書いてあるけど
うちではこれを更に加工して使った

Kossel Mini 220mm heatbed holder+adjuster by NothingIsPerfect

加工内容はフレーム側のネジをM4用に拡大してザグリ穴を追加
まぁ今回の加工では取り付けはなんとかなったんだが
結局アジャスト機能が全く使えなかったので
そのうち気が向いたらちゃんとしたの作ってうpするよ

んで実際のものはこちら



んで取り付けた写真がこちらとなります

まぁ見りゃわかるでしょ

ヒートベッドの保温とコントローラーとの断熱のために裏にコルクボードを貼る
コルクボードはヒートベッドをなぞって切った後
固定ボルトとスペーサーナットを通すところを切り取り

中央に電源コードと温度センサーが入るくらいの穴をくり抜き
穴の中に温度センサーのプローブをカプトンテープで固定
くり抜いたコルクを貼り付けて穴を塞いでカプトンテープで固定

あとは適当にコントローラー基板に接続してステーでネジ止めして終わり



ヒートベッドの効果だけど
今までどうやっても剥がれてあぼーんしてた
ラズパイ用のケースとかペンスタンドみたいな
角ばっててでかいものが全く問題なく出力可能になった




次 スプールホルダーの追加

可能ならヒートベッド完成してから追加したほうがええ
一部の受けパーツがプリント精度不足のせいで強度が足りなくて折れたのと

プリントされるネジがどうしても雑になってねじ込みがかなりきつくなる 最悪折れる


んで今回使ったのは

これと
Universal Ultimaker 2 Spool Holder by Undeviljur

これ
Mini Kossel Spool Holder by oliasmage

前者のスプールホルダーパーツを使用 一部ショート化

後者をAnycubicフレームに対応するサイズへの拡大加工と軸受部分ショート化
キット付属のネジで使えるようにザグリ穴を追加

ホルダーの方のデータもそのうち公開かねぇ

制作した現物がこちらとなります



んで前者のreadmeに書いてあるけど
中のベアリングはボールベアリングにしなくてもいい 回りすぎる

んでフレーム側のホルダーの方も省スペースのためにショート化した
ザグリ穴追加してあるからネジも干渉しないしな

軸に使ってるM8のボルト・ナット・ワッシャーは
バラ売りで一番安いやつ買ってきたので
念のためバーチウッドのスーパーブルーで黒染め済み

ボルトの切断はオルファのクラフトのこでいける
一応切り口はヤスリがけしといたほうがええ


スプールホルダーの効果

一番わかりやすいのは印刷品質の向上と静音化
積層痕に不自然な凹みとかがある場合大体フィラメントの送り不良なので

スプールホルダーを追加することでそこが改善する
あとフィラメントがひっかからなくなるので
フィラメントが引っ張られて戻る際に出るバチバチ音がある程度消える



第二回はこの辺までとする

第三回ではPCとの接続とかキャリブレーションかねぇ

以上

2017年2月13日月曜日


※20170930追記

この記事を書いた時点では判明していなかった情報とか
最終的な仕様についての追記記事


20170902 AnyCubic Kossel  現在の最終的なモディファイ内容について

2017902 AnyCubic Kossel  組み立てとモディファイについての実際


※追記終わり


んでまぁ実際の組み立てとかで出てきた話とか色々

話の前提として以下に書かれることはAnyCubicのKossel互換キットの話ね

だいたいのことはマニュアルに書いてあるのでそれ以外の話

・リニアガイド式は確かに優秀だが組立がきつい

3Dプリンターでリニアガイド式の組立難度は地味に高いというか
簡単に組み立てられるようにするパーツを作るコストが高いんじゃねーかなぁと

リニアガイドの取り付けにはM3のフランジナットを使うんだけど
これが原理上確実にセンタリングする方法がないので
手で適当にセンターに合わせて締め込むしかない

ここどうにかするならM3のタップとアルミ板買ってきて
アルミフレームにきっちり入る形の板ナットを9枚作る必要がある
別に鉄板でもいいんだけど一般家庭での加工性だとアルミが限界だろう

あとまぁリニアガイド自体が中にボール沢山入ってる構造で
これ間違えてレイルからガイド外しちゃったりしたら
一発でボールがこぼれて大惨事になって詰むので

取付作業中はとりあえず赤いゴムのストッパーパーツを使って
位置を変えつつネジ止めして組み立てることになる

という辺りでほんとに”誰でも組み立てられる”ようにしたのがプーリー式じゃないのかなぁというのが個人的な感想
一般家庭レベルの精度でいいならプーリー式の方が
ワンミス即死トラップが無いのでいいのかもしれん

ただプーリー自体の摩耗が気になるところだな
実際のところプーリー自体にはそこまで荷重かからないのと
ベアリング入ってるから滑りで削れるってことはあんまりなさそうだけど
(どうせ飽きるか別のモデル買うだろうみたいな)

・PLAなら条件付きでヒートベッド不要?
 前回の記事で
 組立に自信がないならプーリー式の一番安いのでいいって話はしたけど

 なんでヒートベッド無しのキットで売ってるんだろうという話で
 PLAのみなら収縮が行われる前にフィラメントが冷やされるので
 問題ないのではないか 的な予測だったんだけど
 実際にはブリム作る時に敷かれるPLAの熱をガラスが拾って
 ガラス自体の保温効果がヒートベッドの様な挙動をしているだけだった

 その証拠として冷却風が当たるところだけ早期収縮して剥がれちゃってるんだよね
 目安として直径5センチくらいまでの円形に近い物体なら
 ブリムさえちゃんとつければヒートベッド不要じゃねーかなぁと
 (ブリムによるガラス板のプレヒート効果が見込める)

・マニュアル通りに組み立てるとXY方向のプリントエリアが狭い
 マニュアルだとリミットスイッチを上端から30mmに設置ってなってるんだけど
 その通りに組み立てると 円形の外周でアームが底打ちするので
 実際のプリント可能エリアが結構狭くなっちゃってる
 んでこれ実際に底打ちするとそこで脱調する上にキャリブレーションも狂うので
 リミットスイッチの設置距離を50mmくらいにして組み立てるか

 ヒートベッドをとっとと上げ底で作ることになる
 (うちではヒートベッドをとっとと組み立てることにした)

・ベルトのテンションは音で判断するといい
 Anycubicのキットはアルミフレームがどうもワンサイズでかいらしく
 フレームの剛性は十二分に高いからベルトは結構きつめに張っちゃっていい
 張った後にベルトを弾いてみて似たような音が鳴ってりゃOK

・ネジを追加で買う場合はM4を主体とする
 フレームにネジ止めする系のパーツ用のネジは
 10mmと8mmのM4ボタンボルトと
 M4の板ナットなんだけど

 全部まともに組み立てても数本余るようになってる
 ただアクセサリー類を色々とつける場合には不足するので
 ネジを追加調達する場合はM4のボタンボルトを最低20本づつくらい買うとええ
 ちなみにPC用のミリネジはM3

・純正Kossel K800用のパーツデータはそのままでは全部使えない(対処法はある)
 kossel K800用として公開されているSTLファイルが

 大体全部15ミリ角フレームでネジ穴が3mmになってるので
 これをなんとかして20mmフレームで4mmのAnycubic規格にする必要がある

   単純に1.333倍してプリントすればいいじゃんってのも一つの手ではあるんだが
 体積がでかくなって他のネジ穴との相対サイズや距離等が狂うので
 可能な限りメッシュ編集で穴広げたりザグリ穴増やしたりで対応すべきやね

その1としては大体このへんかなぁ

以上

2017年2月11日土曜日

とりあえずなんとかなったというレベルになったので記事にするよー

過去記事はこのあたり

2017年1月に 三万円以下でデルタ型3Dプリンターを調達しようとする話

デルタ型3Dプリンターの調達の話 機能面と価格について


んでまぁ今回調達したのはこいつ


まぁ怪しい名前だけどkossel K800の互換キット
(完全互換とは言っていない 後述)として売ってる
ブランドの公式ショップだ


これの Linear PLA HeatPower ってのがとりあえず全部いける基本キットだ

精度とか機能は多少犠牲になってもいいから安くて作りやすいのがいいってことだと
一番安いプーリー式のキットがええ 2万円以内で買えるし
一番面倒なリニアガイドの取り付けが省略できる上に

電源プラグの改造とかの厄介な作業も要らん


んで今回調達したのはLiner PLA Heat Powerのキット

とりあえずダイジェスト

・1月下旬に注文 春節ギリギリだったせいで見事に発送されず一週間以上待たされる
・工具調達の余裕が出来たということにしてAmazonで追加の工具をポチる

・2月初旬に発送 到着まで大体5日前後

・箱が存外にでかいのと重量が10キロ近い
 内容物的に長期間立てたけたりするとマズイことになるので水平置きで開封
・組み立てからとりあえずヒートベッド無しでの作動まで
 延べ時間で12時間 リアルタイムで16時間

・キャリブレーションしてテストフィラメントでいくつか印刷してみる

・テキトーにモデリングして出力までの流れを確認する

・とりあえずフィラメントリールを出力した← 今ここ


んじゃ本編

まず追加で必要なもの

・絶対に必要な工具 無いと組み立ててで詰む

 ハンダゴテとハンダ ヒートベッドの組み立てに使う

 カッターナイフとハサミ 主に開封に使う

 ニッパー 合いがちゃんとしてて小さいやつじゃないと詰む 100均のはダメ
 ホームセンターで200円前後で売ってる小さいやつならギリギリOK

 4mmと3mmのドリルビット バリ取りに使う 最悪100均のでいい

 六角レンチは付属してたので最悪は不要

 プラハンマー 100均のでいい ゴムハンマーでもいける

 ノギス 最低でも10ミリで金属ボディのやつ

 パソコン USBポートがあることが必須 SDカードスロットも必要
 windows7以上 10でもOKだった Macはバイナリは入ってたが動くかは知らん 
 グラボが積んである必要はないがある程度高解像度なディスプレイのほうがええ
 googleドライブにアクセスしてzipとrarが解凍出来る環境も欲しい

・あるといい工具 トラブルシューティングや作業性アップ

 日本ブランドのボールポイント六角レンチセット ロング 作業性がダンチ

 シックネスゲージ 0.3,0.2,0.1があれば十分なのでシンワのとかでいい
 動画では紙で代用してるけどシックネスゲージで定量化したほうがええ

 テスター 秋月とかで売ってる黄色いデジタルのやつでいい

 ネジ全部日本製に交換するとか考えてるなら
 大量にあるので地獄化するのを覚悟すること

 チャック袋 一部のネジがチャック袋じゃなくてパッケージのままなので
 それを詰め替えるのに必要 まぁ最悪空き袋使えばいいけど

組み立てについて

・ヒートベッドに配線が一切ついてないのと一回りデカイ
 正直この時点でやっちまったかーと思ったが
 温度センサーの予備と思われるものが大量に付属していたので
 多分こいつを使えということなのだろうと納得する

 まぁはんだ付けとかの経験が無い人間はここで詰むので
 そういう人間は最初から完成品か一番安いキット買っとけ

・最初の開封は可能なら屋外かガレージとかでやったほうがええ
 アルミフレームの保護フィルムが貼ってあるんだが
 それの内側とアルミフレームの切り口周りにアルミの切り粉がびっしりついてる

・組み立て中困ったらとりあえずyoutubeを見れ
 キャリブレーションとかの作業はyoutube見ないと詰むようになってるのと
 ツールに関しても下手に動かしすぎるとロッドがぶち折れたり
 ロッドのネジが抜けたりとかするので注意
 特にXY座標は可動エリア外が普通に指定出来てしまうので最悪ここで壊す

・組み立て後の大きさはペール缶二個分程度なので結構でかい
 卓上に常設とかはあんまり考えないほうがいい

・フレームの入りが悪いときはハンマーでど突く
 明らかにネジはちゃんと緩んでるのに入りが悪いときは
 ハンマーでぶっ叩いて入れたほうが速い まぁ限度はあるが

とりあえずこの辺かな

キャリブレーションや実際のプリントの話は次回

以上

2017年1月19日木曜日

・はじめに

この前のアクリルケースのせいでラズパイが二台になってしまったため
とりあえず常設でなんか使い物になるガジェットが欲しいなーということで

"卓上マルチメディアプレイヤー"を作ることとした

ただし動画再生は720pのH.264すらカクつくので諦めた
(どうもGUIでウィンドウサイズにリサイズして表示する部分がクッソ重いくさい)




・初期部品調達と改良点の検討

つわけで今回最初に買ったのはこいつ


商品画像見ても分かる通りディスプレイとの接続ケーブルが致命的に邪魔

実際どんくらい邪魔かというと

このレベル
ぶっちゃけ慣性重量的にケーブルの方が本体といえるレベルのボリューム
さすがにこんなもんデスクトップに置きっぱなしにするのは無理というかクッソ邪魔なので

このディスプレイ用にケーブルを作ることにした



・部品調達する際の検索ワード等のヒント

HDMIプラグは aliexpressで "HDMI PCB plug" これで出るはずだ
10個で9ドル前後

Aitendoでも一個200円で売ってるけど
今回は量産する可能性があるのでAliexpress調達

microUSBプラグはAliexpressで "micro usb plug "で検索すりゃ出るはずだ
10個で2ドル以下のがある

aitendoには売ってなかったけどAmazonにはあった ってHDMIプラグもあるじゃん
こっちで一括で買えばよかった へたこいたなぁ




んで部品が揃ったら
大体こんな感じのものを作って


こうつなぐ

結構リボンケーブルがバタつくので養生テープ巻いといたほうがいいかもなぁ



USBケーブルも作る 今回投稿が遅れた原因はmicroUSBプラグがこなかったせい

USBケーブルは ケーブル部分の長さは1インチかねぇこれ
とにかくギリギリまで短いのを作る




完成

ケーブルはみ出しは最小限となった

まだ右に8ミリほどはみ出してるけど
これ以上低頭化するにはディスプレイ自体の選定からやり直しになるかねぇ

上のはみ出しは10ミリ前後
ただしこっちは電源ケーブルとステレオケーブルがあるのであんまり問題なし

ちなみに現在のこいつの用途は ネットラジオを24時間垂れ流しにする装置
wifiで聞いているのでこいつは正真正銘の"ラジオ"だw

以上

Powered by Blogger.

Amazon

Amazon

Search This Blog

Popular Posts

Blog Archive